一年を通してさまざまなお祭りやイベントがおこなわれる茅ケ崎。
その中でも「茅ケ崎4大まつり」と呼ばれる、大きなお祭りがあるのをみなさんはご存じですか?
- 江戸時代に活躍した名奉行大岡越前守忠相公(おおおかえちぜんのかみただすけこう)をしのんでおこなわれる春祭り「大岡越前祭」
- スポーツや飲食などさまざまな催しがおこわなれる「湘南祭」
- 夏の初めに地域の神輿が次々と海に入る勇壮な「浜降(はまおり)祭」
- 茅ヶ崎海岸の夜空を彩る美しい「サザンビーチちがさき花火大会」
この4大まつりは、茅ケ崎市民をはじめ近隣からもたくさんの人々が訪れ、茅ヶ崎市が誇る大イベントとして人々を魅了しています。
2024年4月20日~21日の2日間。茅ヶ崎駅周辺を中心に、大岡越前祭がにぎやかに開催されました。
その様子をご案内いたしますね!
メインは茅ヶ崎駅周辺のビックパレード
茅ヶ崎の春の風物詩ともいえる大岡越前祭。
墓所のある浄見寺で祭りが開かれるほか、駅周辺では茶会や展示物、市内の学校の演奏会などさまざまな催しものがおこなわれます。
そして大岡越前祭のメインは、なんといっても茅ヶ崎駅周辺でおこなわれる盛大なビックパレード。
4月21日(日)の開催時には、2,000人もの参加者でおこなわれる大パレードが、13時に茅ヶ崎小学校を出発しました!
大熱狂!サンバチームから地元の学校吹奏楽まで
大パレードには、さまざまなチームや団体が参加します。
まず目を引いたのは、にぎやかなラテンのリズムとともに踊る、華やかなサンバチームの一行。
沿道の人々も思わず手を叩きながら、笑顔で歓声を上げたり歌ったり。
ユニークなひょっとこの踊りとともに、祭り囃子のにぎやかなトラックも出動。
茅ヶ崎指定重要文化財となっている茅ヶ崎の祭り囃子でパレードを盛り上げます!
奴頭(やっこ)の見切りは必見!越前行列
パレードの終盤になると、いよいよお楽しみの越前行列がやってきます。
江戸時代の大名行列を再現した越前行列。
参加者が和装に身を包み、通りを練り歩きます。
関東ではなかなか珍しい大名行列をすぐ目の前で見たり、写真をとることができるのもこのお祭りの魅力です!
主役の大岡越前公も登場しました!
以前は馬に乗って現れるのが越前行列の風物詩だったのですが、近年は徒歩での練り歩きとなっています。
そして、人びとが楽しみにしているのが、ルート上の各コーナーでおこなわれる奴(やっこ)隊の華やかな舞と先頭を歩く奴頭の「見得(みえ)」を切る姿。
優雅で迫力ある見得を披露した奴頭は、2023年からなんと女性だそう!
多くの茅ケ崎市民が、楽しみにしている大役を見事につとめていました。
地元参加の大規模パレード
大岡越前祭のビックパレードのもう一つの楽しみは、ダンスや音楽などの地元グループや学校の出し物があること。
地元のお子さんたちの笑顔いっぱいのダンスやバトンチームの演技には、沿道で見ている観客たちから、応援の声があがります!
今日のために一生懸命練習を重ね、楽しんでパレードに参加している様子に、見ているこちらも元気とパワーをもらえますね!
こちらは地元にある高校の吹奏楽の演奏隊。
笑顔で素晴らしい音楽を奏でる生徒さんの様子に、すっかり感動してしまいました。
茅ヶ崎は、こうしてイベントなどで演奏をしてくれる学校がとても多く、音楽が盛んな街であることを実感するシーンが多いんですよ!
大岡越前祭のビックパレードにはこうして多くの市民が参加し、茅ヶ崎の4大祭りである春の大イベントを盛り上げています!
大岡越前祭のもう一つの楽しみは、駅周辺の通りに並ぶたくさんの屋台。
今回も多くの人が屋台に並び、お祭りならではのグルメを楽しんでいました!
私も今回は、こちらの屋台で売られていた広島焼きをしっかりゲット。
おいしくいただいて、お祭り気分を満喫することができました!
江戸時代の越前行列や、地元参加の元気で楽しいビックパレードを楽しむことができる大岡越前祭。
みなさんもぜひ、江戸の風情と地元の元気が伝わってくる茅ヶ崎の春の祭りを楽しんでみませんか?
第69回大岡越前祭
開催日:2024年4月20日(土)、4月21日(日)
開催場所場所:JR茅ヶ崎駅周辺及び浄智寺周辺